認知行動療法師への道 なり方や体験ルポも報告

臨床心理士・公認心理師の資格を持ち、現役の心理士をやっていますゴリラです。

今回から認知行動療法師への道を実際の体験も交えて報告していこうと思います!

もちろんなり方についてもご紹介しますよ!

目次

認知行動療法師とは

日本認知・行動療法学会では以下のように定義しています。

「認知行動療法師とは、所有するメンタルヘルス支援の専門資格の業務を遂行する際に、認知行動療法を専門的に実施する実力を日本認知・行動療法学会が認定する資格」

とあります。

日本認知・行動療法学会は、認知行動療法に関して日本で最も大きく、信頼性が高い学会です。

要するに、日本認知・行動療法学会が認知行動療法をちゃんと行える人だとお墨付きを与える資格ということですね。

認知行動療法を“専門的”に行えることを証明する資格

これは認知行動療法に限らず、心理療法は独学・自己流でも出来ちゃいます

というかやっている人は大勢います。

「公認心理師」や「臨床心理士」が行えば専門的じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、これは半分正解で、半分不正解です。

「公認心理師」や「臨床心理士」は心理臨床のエキスパートです。「心理療法全般」のやり方は知っていますし、認知行動療法において大事なポイントも“ある程度は”おさえています。

しかし、「公認心理師」も「臨床心理士」も、認知行動療法を“専門的に”学んだわけではありません。大学院でもざっくりと理論を学ぶだけですし、一度も認知行動療法を実践しないまま「公認心理師」や「臨床心理士」になった人も大勢いるでしょう。

“専門的に”認知行動療法を実践しようと思ったら、日本認知・行動療法学会でしっかりと学び、実践と指導を通して「独学・自己流」のやり方を脱する必要があるわけです。

認知行動療法師の資格を持つということは、「本当に専門的に行うことができる」ということを証明する資格というわけなんですね。

認知行動療法師はこれからどんどん重要になっていく資格

認知行動療法師はこれからますます必要とされていく資格です。

2026年度から公認心理師が行う認知行動療法が「診療報酬」に追加されました。

「診療報酬」とは、いわゆる保険適用される医療行為であり、この心理士による認知行動療法が診療報酬化されたということは、国から認知行動療法の必要性・重要性が認識されたということになります。

認知行動療法は昔から「結果」と「エビデンス」を追及してきた心理療法であり、患者さんに“間違いなく効果がある方法”を、しっかりとデータで示すことを絶え間なく行ってきました。

この認知行動療法の真摯な姿勢が世界的に評価を高めており、今では「薬物治療と肩を並べるほど」効果が証明された治療方法です。

このように認知行動療法は年々重要度が高まってきており、心理士にも認知行動療法の技量が求められるようになっています。

これから心理職として仕事をしていく人は、認知行動療法を「なあなあ」でやっていてはいけない時代が来るでしょう。

私も医療機関で働いていますが、精神科医の先生方からもまずは「認知行動療法できないの?」と尋ねられますし、カウンセリングのオーダーもほとんどが「認知行動療法お願い」と言われます。

精神科の先生方も認知行動療法以外は、効果があるというエビデンスがないので、頼みにくいという現状があるんですね。

これからは「認知行動療法師」の資格を持つことが大きな信頼を得ることにつながるというわけです。

認知行動療法師の資格の取り方~メンタルヘルス支援の専門資格があること~

前置きが長くなりましたね。

認知行動療法師のなり方です。

まず第一条件はメンタルヘルス支援の専門資格があることです。

具体的には

医師、看護師、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、行動療法士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、理学療法士、助産師などです。

もちろん公認心理師と臨床心理士も含まれます。

これは認知行動療法師になるためには必須の条件です。何も持っていない人は、まずはメンタルヘルス支援の専門資格の取得を目指しましょう。

しかし、挙げられた専門資格は多岐に渡りますね。

これは認知行動療法が援助できる対象の範囲がすごく広いということを示していますね。様々な分野で支援ができる頼もしい技法です。

日本認知・行動療法学会が認定する研修会を受ける

日本認知・行動療法学会が認定する研修会を受ける必要があります。

具体的には認知行動療法の基礎に関する5科目

・認知行動療法の理論と発展

・ケースフォーミュレーション

・面接の構造化と基本的態度・応答技術

・認知行動療法を構成する基本技法

・臨床研究の方法論と論理

以上の科目の履修が必要です。

これらはどうやって受けたらいいでしょうか?

日本認知・行動療法学会が行うオンデマンド配信の視聴や、定期的に開催される研修会に参加することで受けることが出来ます。

年に1回の学術大会でも研修会・ワークショップが開催されているので、ここからも受講のチャンスがありますね。

認知行動療法の実践を2例以上経験

認知行動療法の実践を2例以上経験が必要です。

認知行動療法師の資格持ちが、一回も認知行動療法やったことないのでは、面目が立ちませんからね。当然です。

これらは認知行動療法の得意分野が良いとされていて、例えば「うつ病」に対する認知行動療法や、「強迫性障害」に対する認知行動療法実践事例なんかがスタンダードではないでしょうか。

1ケースについて継続的なスーパーヴィジョンを受けること

スーパーヴィジョンとは経験豊富な認知行動療法師から、自分が行っているケースについての指導を受けることです。

ここまで学んでも自己流ではいけませんからね。ちゃんと指導されて認知行動療法を正しく行う必要があります。

認知行動療法師の知り合いなんていないよ、という人も安心してください。ちゃんと学会からの紹介制度があります。オンラインでも可能みたいですので、ありがたいですね。

スーパーヴィジョンは認知行動療法師になるか関係なく、心理臨床には重要なことです。もしあまり受けたことがない人はこれを機会にスーパーヴィジョンを受けてみましょう。

(とは言いつつも、私も大学院修了後はスーパーヴィジョンはご無沙汰です・・・)

このスーパーヴィジョンの記録をレポートとして提出する必要がありますよ。

では認知行動療法師になる道のルポ

ここまで偉そうに解説したくせに

実は認知行動療法師の資格を持っていません!

ですので、これから認知行動療法師の資格を取るまでの道をブログで報告していこうと思います!

実体験になるとまた違った内容が書けると思いますので、お楽しみに。

ちなみに、私が認知行動療法師になる第一歩として始めたのは日本認知・行動療法学会への入会です!

つい先日入会が認められたばかりです。

私が大学院生のころは、学会員からの推薦がなければ入会できなかった気がするんですが、今は推薦なしでも入れるようになったんですね。とてもありがたいことです。

推薦がない場合は、入会動機を記入すれば入会可能です。簡単ですね。

あとは日本認知・行動療法学会の大会に参加して、入会案内のところにいけば誰かしら推薦者を探してくれることもあると噂で聞きました。

あとは学会主催の研修会に参加した時に、そこの先生にお願いすれば推薦してくれるらしいですよ。

私はちょっと恥ずかしくてできませんでしたけど。

私は学会の大会には元々毎年参加するようにしていました。

推薦がなくても入会できたのは、そのことも関係したのかな?そうじゃなくても入会できそうな気がしますが。

ちなみに認知行動療法師は学会の入会は必須ではないようです。でも入っておいた方がいろいろ楽ですよね、きっと。

出来れば学生のうちに入会が吉

推薦の関係から、大学院生や大学生のうちから、学会員の教授の先生から推薦をもらうのが一番簡単なルートです。

絶対学生のうちに入会した方がいいですよ。

私は「まだ認知行動療法をメインにするかわからないし」とかわけのわからない意地をはって、入らなかったのですが、このせいで就職してから毎年学会の大会に参加しているくせに毎回非会員価格で参加し、余計な出費が増えてしまいました。

どうせ認知行動療法は避けて通れないのです。学生のうちから入っておいた方がいいに決まってます。

仕事を始めてから大学院の先生のところに行こうとも思ったのですが、思いのほか忙しく、しかも就職で大学からも遠く離れてしまったので、推薦をもらいにいけなかったのです。

大学院修了してから一番の後悔ですね。タイムスリップしたら絶対推薦書いてもらって日本認知・行動療法学会に入会します。

まとめ

・認知行動療法師とは、認知行動療法の“専門家”としてのお墨付き

・資格取得のためには、メンタルヘルス支援の専門資格を持つ

・日本認知・行動療法学会主催の研修会を5科目受講

・認知行動療法を2例実践

・スーパーヴィジョンを受けてレポートを書く

以上の内容でした!

また私はこれから認知行動療法師を取るために頑張ります!

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この記事を書いた人

ココ ゴリのアバター ココ ゴリ 公認心理師・臨床心理士

公認心理師・臨床心理士
ゴリラを自称するガチの専門家
依存症、発達障害はメイン業務

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